琵琶湖の水止めたろか、地味に威力半端ない。
滋賀県大津市にある「らーめん与七 堅田店」をご紹介します。
濃厚ラーメンの話をするとき、レンゲを「スプーン」と言い張る派です。
だって“すくう”より“すする”から。
――今回の舞台はらーめん与七 堅田店。
国産の骨をガン炊きして引き出した、とろんとまとわるコラーゲン系で名を上げたお店です。
しかも食べログの「ラーメン百名店」に名を連ねる実力派で、店主は“あの”無鉄砲出身。
滋賀随一の行列店は濃厚豚骨が好きなら一度は味わっておきたい系です💡
滋賀遠征2日目は彦根市から2時間かけて大津市へ。
僕はもう、到着前から替え玉の言い訳を考えてました(早い)。
読者のみなさん、濃度で語りたい夜ってあるよね?!( *´艸`)
らーめん与七 堅田店
@滋賀県大津市
らーめん与七 堅田店への行き方

最寄りはJR湖西線の堅田駅で徒歩8分くらい。
黄色が効いたコンテナ風の建物が現れます。隣はカードゲームのお店。
店前と道向かいに駐車スペースがあり、トータルで10台以上とめられてありがたい。
近づくと外まで漂う湯気と香り♪
炊きたて豚骨のいい匂いに思わず足が速くなる。
あ、急ぎすぎて僕が先に湯気になるところだった✋
らーめん与七 堅田店のメニュー

【注文方法】
食券制(先払い)
★現金
まず看板の“国産豚骨ドロ系”のとんこつ。
臭みは抑えつつ、骨髄の芯まで溶かした濃厚路線が柱です。
ここに鶏がらや魚介を重ねた軽やかなタイプも用意され、濃度の好みで振り幅を選べるのがうれしい。
なお、今年7月より月曜・火曜の平日夜営業のみ「豚そば」を販売開始。
いわゆる二郎インスパイア系ラーメンで、ガッツリ食べたい方におススメの1杯です( *´艸`)


さらにサンマやトビウオの旨みを効かせた醤油・背脂醤油、特製味噌、汁なしのまぜそばまで。
つけ麺は濃厚系と魚介系が並走し、麺量は小〜特大まで選択OK。
サイドは唐揚げ定食・餃子定食・チャーシュー丼・TKGほか、胃袋の第二ステージを用意。
替え玉やトッピング追加で“自分仕様”に寄せていくのも楽しい。
堅田店ならではの限定が出ることもあるので、掲示も要チェック✨
お店の内観

【席数】
カウンター9席
テーブル4卓程度
【店内BGM】
J-POP
平日の14時前に到着。
スーツ姿の地元勢、年配夫婦、ひとり麺の人……みんな静かにすすってて、いい“麺リズム”。
横に長いレイアウトで、白木のカウンターがすっきり清潔。
厨房はセミオープンで、接客の方はテンポ良く案内してくれて、縮れ麺みたいに気持ちも上がる。
卓上調味料

紅生姜、激辛高菜
ラー油、餃子タレ、とんこつダレ
こしょう、ごま
カウンター前に座ったのに調理の手元は“見えそうで見えない”。
焦らされるのも演出のうちか。
卓上には紅しょうが、すりごま、にんにく、辛子高菜。味変の準備はいつでも発進OK。
落ち着け僕、卓上フル装備を見ただけで勝った気になるな。
とんこつ チャーシュー玉子入り:らーめん与七 堅田店

濃度、正面突破。
見た瞬間に「これは本気だ」と背筋が伸びる。
茶色がかった艶やかな豚骨スープに、薄切りチャーシューが丼のフチで花びらみたいに開く。
湯気は重め、香りはクリア✨
レンゲで表面をなでると“とろっ”と波が立ち、鼻先に骨の甘みがふわっと届く。
ここまで来ると“ソース”か“スープ”かで会議を開きたい。
もちろんスープです。

塩気は控えめ、主役は徹底的に豚骨だ!
高火力で炊いた背骨・丸骨の髄がしっかり溶けて、舌にぴたっと貼りつく粘度。
コラーゲンの丸みが口内を包み、後半でスッと切れる。
臭みは意外なほど弱く、骨の甘さ→旨み→キレの順に押し寄せる三段波。
レンゲを置こうとしても、手が勝手にUターンするよ。

中太のちぢれ。
“日本めん”のもちもち感が心地よく、噛むとムチッと返し、ほどけるとホロッ。
表面にスープがよく絡むので、一啜りの情報量が多い。
持ち上げた瞬間からスープを連れて上がってくるので、口に入れたときの一体感が強い。
熱々をズズッとやると、頬の内側に旨みが塗られる感じ。

ロールチャーシューが4枚。
薄切りでも面積があるから満足感は高め。
脂はスープの熱でとけ、赤身はほろり。
無鉄砲ゆずりの巻きスタイルで、濃いスープに負けない存在感。

白ご飯にのせてスープを少し垂らすと、ミニ丼が完成してしまう
――誘惑に弱い自覚はあります。

味玉の黄身は赤みの強いオレンジ。
ねっとり濃密で、スープに浸すと“まろ→こく”へギアアップ。
米と合わせると、静かに優勝です。(笑)

メンマはやや太め。
コリッと小気味よく、味の合間に休符を入れてくれる役回り。
香りは控えめで、全体の流れを邪魔しない✋

豚骨ラーメンの楽しみの1つは豊富なアイテムによる味変♪
卓上の紅しょうがは細切りでリフレッシュ力が高く、すりごま一振りで香ばしさが立ちます。

替え玉もしっかりとしたボリューム。
太さがあるから満足度も高いよ( *´艸`)

後半は辛子高菜で軽く辛みにスイッチ。
最後は残りスープを白ご飯にかけて、チャーシューを少し――背徳のミニ与七丼、静かにしあわせ。
この後、琵琶湖眺めながら道の駅で野宿。
た、楽しいからね!!
本日も最後までおいしくいただきました!!!
まとめ(濃度で語るならココ):らーめん与七 堅田店

本家・無鉄砲を思い出す直球濃厚。
スタイルは近いが、与七は“飲ませる粘度”の作りが巧みで毎秒うまい。
立地は国道や名神のICから少し距離があるぶん、旅の寄り道には計画性が必要ね。
県外勢はアクセス面で堅田店と南草津店の使い分けもアリ。
理想は、唐揚げにビールで肩慣らし → 締めに“茶色の湖”へダイブ。
帰り道は安全運転で(駐車場の出入りもね)。
濃厚派のみなさん、ここは“わざわざ行く価値”あります✋

味 | 3.5 |
接客・雰囲気 | 3.5 |
コストパフォーマンス | 3.5 |
また行きたい度 | 3.5 |
総合 | 3.5 |
店舗情報
店名:らーめん与七 堅田店
住所:滋賀県大津市今堅田2丁目40−25
オープン日:2011年12月13日
Instgram:らーめん 与七
X(旧Twitter):らーめん与七
HP(公式ブログ):https://yoshichi.jp/
(名前をクリックすれば各サイトに移動できます)
営業時間:11:00〜15:00、18:00〜23:00(ラストオーダーは10分前)
定休日:年中無休(臨時休業あり)
最寄駅:JR湖西線・堅田駅より徒歩8分
電話番号:077-574-4747
駐車場:あり
支払い方法:現金
※変更となる場合もあります。訪問時は事前に確認ください。
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