ラーメン屋さん、アウター脱がない。
兵庫県神戸市中央区にある「もっこす大倉山総本店」をご紹介します。
“神戸ラーメン” を代表する存在と言えば、「もっこす」。
名前の由来はもっこす創業者さんの出身地である熊本の方言で「頑固者」とか「一本気な人」という意味だとか。
聞けば1977年創業の老舗チェーンで、地元っ子に愛され続けているらしい。
これはもう行くしかない💨
ところが、もっこすさんは神戸市を中心にあちこちで店舗があるらしい。
でも、せっかくなら本丸を攻めたい。
そう思った私は「もっこす総本店」へ突撃することに決定!
豚足をベースにした、濃厚だけどあっさりした醤油スープが特徴で、細麺との相性もバツグンなんですって。
しかもチャーシューがこれでもかってくらい乗ってるラーメンが人気って聞いたら、行くしかない!
関西圏ではかなりの知名度を誇るらしいもっこすさん。
いったいどんなラーメンなのか?
頑固者の店がどんな“こだわり”を見せてくれるのか……。

もっこす 総本店
@兵庫県神戸市
もっこす総本店への行き方

最寄りは市営地下鉄「大倉山駅」。
僕は神戸駅の改札を出てから、大倉山方面に向かう大通りをそのまままっすぐ進みます。
湊川神社へ向かう人が多い中、僕は「もっこす」めがけてテクテク。
途中、地味にキツい上り坂もあって、ちょっとした運動不足解消にはピッタリかも?
到着は14時過ぎでしたが、なんと先客は37人。
道路脇には車がズラッと停まっててビックリしました💦
車で行くなら、大倉山駐車場を利用すれば30分割引サービスがあるのはありがたいですね。
もっこす総本店のメニュー

【注文・支払い方法】
食券制(先払い)
★現金
定番はやっぱり「中華そば」。
豚足や野菜をじっくり煮込んだ豚骨醤油スープがもっこすの看板メニューとしてド真ん中に君臨している。
しかも化学調味料不使用というから、これは健康志向の人にもありがたい話だ。
聞けば、+50円で味噌味にも切り替えられるそうで、実はかなり柔軟✨
さらに名物のチャーシューメンは、なんと丼を覆い尽くすレベルで平均15枚超えのチャーシューがドッサリ。
これはもう「腹ペコ状態で来なきゃモッタイナイやん!」と思わず唸ってしまう。
個人的には、先に豚皿とビールで喉を潤してから、満を持してラーメンでシメる……という大人の楽しみ方をしてみたいところだ( *´艸`)
お店の内観

【席数】
8人掛けテーブル3つ(相席あり)
【店内BGM】
クラシック
1時間近くの行列を経て店内へ入ると、予想外に7割ほどの客入りでスペースにゆとりがある。
外の熱気とは打って変わって、クラシック音楽が静かに流れる落ち着いた雰囲気。
いや、これ中華そば屋ですよね? と誰かに確認したくなるほど独特のギャップ。
店員さんは6〜7名ほどで、全員が黒い「もっこすTシャツ」に黒バンダナという統一スタイル。
接客は必要最低限だけど、変に干渉してこない心地よさがいい^^
卓上調味料

ガーリックチップと砕けたガーリック、にんにく
ニラ&鷹の爪、ラー油こしょう、厚切りのたくあん
卓上調味料にはガーリックチップ・生ニンニク・ニラ&鷹の爪と、パンチの効いたトッピングがズラリ。
さらに大きめカットのタクアンがライス用に用意されていて、「この自由度の高さこそモッコス流か…?」と感心せずにはいられない。
チャーシューメン(半分バラ・麺固め):もっこす総本店

これが神戸流ラーメン。
これだけ肉入れれば文句ないでしょ?
さあ運ばれてきた丼を見て即、声が出た。
「チャーシューしか見えない!」という噂はガチだった。
スープどころか麺すら行方不明になっている。
周囲のお客さんも、初めて見る人は大抵「おお…」と声を漏らしていたので、この状態こそが“もっこす ラーメン”の真骨頂らしい。
香ばしい肉の香りにヨダレが止まらない。
そしてちゃっかりライスも注文するや~つ。

まずは崩れ落ちそうなチャーシューの隙間からスープを一口。
見た目はやや薄目の茶色で、口当たりは不思議とまろやか。
豚足のコクもじんわり効いていて、醤油感が強すぎない絶妙バランスだ。
関東の家系ラーメンでよくあるようなしょっぱさは控えめ。
そのため、卓上のニラ&鷹の爪やニンニクで好みに調整できるのがうれしいところ。
まさに“頑固”なようでいて、自由度が高いスープだ。

細麺かつ加水率は低めとのウワサ通り、パツンとした歯応えが心地いい。
麺をすすると同時にスープが絡んで、口の中で優しい醤油ダシがふわっと広がる。
個人的には固め注文が正解だった気がする。
長めの麺をズルルッと一気に吸い込む瞬間は、なんとも言えない快感。
ここにトッピング類を加えていけば、もっと刺激的な味わいにも化ける。
麺が多いのか、チャーシューが多いのか、食べ進めてもなかなか底が見えないのだ。

今回、「バラ半分、もも肉半分」のオーダーにしてみたら、丼全体が肉の花畑と化した。
もも肉は赤身の旨みがたっぷりで、噛むほどにホロっとほどける。
バラのほうは脂の甘みが爆発的!
「これ絶対ご飯欲しくなるやつ…」と、思わず口走るほどだ。
しかも枚数が多いから、いろんな部位を堪能しつつ、飽きることなく食べられる。
肉好きの人にはたまらない、いやむしろ肉好きなら行かなきゃ損なレベルだ!

ここで活躍するのが卓上アイテムたち。ニラ&鷹の爪を投入すれば、一気に辛味増しのパンチある味へ変貌する。
ガーリックチップをバサッとかければ、香ばしさとジャンク感が同時にアップ!


ライスにチャーシューをセット。
肉巻き巻きでいただきました( *´艸`)
ふっくらとしたお米で肉にフィット♪
さらにコリコリ食感の厚切りタクアンが口直しにピッタリで、しばらく食べ続けても全然飽きがこないから困る。
まだまだ兵庫遠征は終わらない。
本日も最後までおいしくいただきました!!!
まとめ(トッピング無限大!頑固者のカスタム天国)

はいっ!ごちそうさまでした~~!!
山梨県民の私がパッと見た印象は「来来亭っぽいかも?」だったが、じっくり食べてみると無料トッピングの豊富さでこちらがやや上手(うわて)。
頑固さとは裏腹に、自由度満点のカスタムが楽しめるというギャップが魅力的。
外の行列ルールがちょっとルーズにも見えたけど、それも含めて“ザ・神戸らしい”ゆるさかなと思った。
いつか「もっこすファイヤー」で激しく燃える一杯を味わいながら、改めて頑固者の奥深さに浸りたいところだ。
次回は開店直後にリベンジだ!😊

味 | 3.5 |
接客・雰囲気 | 2.5 |
コストパフォーマンス | 3.0 |
また行きたい度 | 2.5 |
総合 | 2.5 |
店舗情報
店名:もっこす総本店
住所:兵庫県神戸市中央区楠町7丁目1−3 もっこす
オープン日:1977年
Instgram:なし
X(旧Twitter):なし
HP:神戸の中華そば もっこす(神戸市・明石市・西宮市のラーメン専門店)
(名前をクリックすれば各サイトに移動できます)
営業時間:9:00~23:00
定休日:無休
最寄駅:神戸市営地下鉄 大倉山駅から徒歩3分
電話番号:078-361-3405
駐車場:なし
支払い方法:現金
※変更となる場合もあります。訪問時は事前に確認ください。
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